勉強会 屋根のみでも施工方法や塗料は多くあるんです!

屋根塗料の勉強会

今回は水谷ペイント(株)さんにより勉強会を行なっていただきました。

もちろん他外壁なども扱っていますが、屋根だけでも塗装する屋根材が多いので時間的にも今回は屋根のみとなりました。


屋根塗装

『瓦塗装』

瓦は、屋根を覆うための伝統的な建築材料で、主に粘土やセラミックスから作られています。全てが塗装できるわけではないです。

瓦って塗装するの?って思いましたけど塗装できるものとできないものがある事がわかりました、瓦用の専門プライマー開発、メーカーって凄いなと思いました。但しあまり瓦自体丈夫なのでよほど要望がない限り瓦塗装は機会がないですけど今後リフォーム工事が多くなると施工を依頼される事もあるのではと思います、今後の為にお客様説明ができるのは塗装屋としてもいいですね。


『スレート屋根材』

スレート屋根材はセメントが主成分の薄い板状に加工された建材で、カラーベストまたはコロニアルとも呼ばれています。 今現在、新しく建てる日本の住宅の多くはこの屋根材を使用して建てられてます。 多く使われ人気のある屋根材ですが、反面、何もメンテナンスしないままにすると劣化し、ヒビ割れたり欠けてしまったりします。

スレート屋根は塗装できないものもあるため現地調査が必要です、これはアスベストによる健康被害で屋根材にアスベスト使用を制限された時期の頃のものが塗装では対応できないくらいに損傷している事があるからです。

水谷ペイントさんからは正しい施工方法の確認や材料が豊富にある事の説明をしていただきました。

今のスレート屋根は早いと8年程度から10年で少しずつヒビ割れが発生する事があるので、塗り替えは屋根の状態が目安になる事があります。


『セメント屋根材』

セメントント屋根は、セメントやコンクリートなどの耐候性のある建材を使用して作られた屋根のことを指します。

セメント屋根は、一般的にセメント、砂、骨材などを混ぜて作られたコンクリートが使用され、ファイバーガラスやポリマーなどの強化材料を混ぜることで、強度や耐久性が向上することがあります。

一般的に非常に耐久性があり、長い寿命を持っています。適切な保守とメンテナンスが行われれば、数十年にわたって持続することができます。

古くなると表面の着色されたセメントが剥がれているセメント屋根を見かける事があります、表面の着色セメントが剥がれているので塗装する場合には十分なケレンや高圧洗浄が必要です、水谷ペイントさんの方には専用の下塗り材があるので使用してみたいと思います。


『アスファルトシングル』

アスファルトシングルは、主にガラス繊維マットまたはオーガニックフェルト(木材繊維とアスファルトの混合物)の上にアスファルトコーティングが施された薄いシートです。

アスファルトコーティングは、細かい鉱石や鉱物粉末で覆われ、その上に顔料が付加されています。

塗装する場合には水性塗料を使用して艶消しや遮熱塗料もあるという説明があり、屋根材が沿ってしまったりしている場合の施工方法も教えていただきました。


※注意

どの屋根塗装でも共通して気をつけないといけないのは雨仕舞いです、理解して行わないと塗膜で埋まって排水できない為、塗装後に雨漏りする事があるので業者には確認が必要です。

屋根塗装縁切りは、屋根塗装作業の一環で行われるプロセスの一つを指します。これは、塗装で埋まってはいけない部分をしっかりとカットして内部に雨の侵入をさせないようにする作業です。

塗装工事で建物の寿命が逆に短くならないよう注意が必要です。


今回の屋根塗装勉強会では商品の説明だけではなく実践的な施工方法の確認や実績など数多くの屋根塗料を販売している水谷ペイントさんならではの説明で大変勉強になりました。また他にも多くの商品があるので別の機会にまた勉強させていただければと思います。