塗り替えを検討し見積りをとっても部位名称が分からず不明点が多く困る方のために
塗装工事の見積りを見ても専門用語が多く説明なしでは全く意味がわからないものだと思います。どこを塗装するかわからなく妥当なものかも判断が難しいと思います。
そこで塗装する部分の名称を参考にできればと思います。
◎屋根
見積りに屋根塗装となっている場合、材料名と遮熱かどうかなど使用する塗料で調べてみるといいです。
また、下地材によっても塗料が違います金属製やコロニアル、アスファルトシングルなども確認してみるといいです。
◎外壁
外壁塗料にはグレードがあるので何を使用するか確認しておいた方がいいと思います。グレードの中にもグレードがあるので塗料って難しいです。
屋根や外壁までは説明はなくてもご理解いただけると思います。
ここからが多分わからないとこです。
◎軒天(のきてん)
軒天井や軒裏、上げ裏とも言われます軒天とはどの住宅にもあるのですが、住宅を見上げた際に外壁から外側に突き出している屋根部分の裏を指します。
天井の部分です。
軒は建物を雨や日差し、風などから守る役割を果たしています。
◎破風
屋根の端部に取り付けられた板のことです。
屋根の裏側を保護するために施工されている部分です。
画像だと白い部分です。
木製、窯業系、ケイカル板、金属製などで下地によっては痛みやすい部分です。
◎雨樋、竪樋
雨樋は建物の屋根から流れる雨水を収集し、適切な場所に排水するためのものです。簡単に言えば、屋根から落ちる雨水を集めるための配管です。
竪樋は屋根から落ちる雨水を雨樋に集め垂直に収集して下部へ導くための配管を指します。竪樋は主に建物の壁面に設置され雨水の排水を効率的に行う役割を果たします。塗装工事をする際には詰まりの確認や清掃を行うように言ってください。
◎胴差
1階と2階の外壁を区切る仕切りの板のことです。 胴差は 外壁をツートンカラーで配色している家などでメリハリを付けるために設置されることがあります。 上端に雨水が溜まりやすくそれが原因で劣化することもあるため、外壁塗装の際には状態を確認して適切な下地処理が必要になることもあります。
黒い部分です。
上部にシーリングをして勾配をつける事もあります。
◎幕板
壁面の装飾として使われたりします。
幕板を装飾的なデザインにすることで家全体の印象を変えることができます。
◎水切
外壁などで、雨水や水分が建物内部に浸入しないようにし耐久性を保つための部材のことです。水切りの主な役割は、水切りとは家の基礎と呼ばれる部分と外壁との間にある細い板金のことを指します。
◎濡れ縁
雨ざらしになってしまう外側の縁側のことです。 家の外にあるため、雨が降れば濡れてしまうことになるため濡れ縁と呼んでいます。
木製品は水を吸って傷んでしまうことも多いですが、最近ではアルミ製品やプラスチック製品も普及しています。
◎雨戸、戸袋
雨戸、建物の窓や出入り口に取り付けられる、雨や風を遮るための戸のことを指します。防犯防止のため夜間は戸締りしていると思います。
戸袋とは雨戸を入れておくスペースです、昔は鏡板と呼ぶ大工さんもいました。
◎笠木
ベランダ手摺壁等の頂部に施工する仕上材の事、金属製またはアルミ製などの材料の部分をいいます。
◎高圧洗浄
屋根や外壁などを塗装できる状態にするためにホコリやカビ、コケを落とす作業です。
◎ケレン
ケレンとは主に鉄部に対して行う「素地調整」を意味する言葉で、素地調整の中でもさび落としの意味合いで使われることが多いです。 建築現場では「素地ごしらえ」「下地処理」などという言葉も使われていますが、基本的に行う作業は同じです。 塗料を塗る前に素地をキレイにする、整えることをいいます。
手工具や電動工具にて錆を落とすの意味合いで使われることが多いです。 塗装前に素地を整えることをいいます。
◎養生
塗装しない部分のサッシや床などを汚さないようにビニール等にて保護する作業です、塗装工事には必須の作業です。
他にも建物によって違うので、塗装工事は見積り内容を確認しわからないことなどは業者に聞いた方が早いです。自分で調べる事もできますけど事前に打ち合わせをする事で信頼関係もできてきます。
塗装工事の場合にはすぐにという事はなく、準備期間に余裕を持って打ち合わせする事も大事です。
塗装工事は実績や経験が豊富で安心な業者をお勧めします。