今回はAGCコーテック(株)さんの方で、実績十分なフッ素樹脂塗料について勉強会を実施して頂けました。
フッ素は主に蛍石鉱石から抽出されます。蛍石はカルシウムフッ化物(CaF2)の鉱石であり、フッ素樹脂の主要な供給源です。
塗料用フッ素樹脂であるAGCコーテックさんのルミフロンはクリア塗料や着色塗料にも幅広く使用されて工場塗装や現場での作業も可能です、他樹脂に比べても非常に耐候性、耐久性に優れていてメンテナンスしずらい高層建築物や塩害地域にも世界的に使用され、十分な実績があります。
塗料業者は新商品で20年持つと言われても、実績が20年経っていない物は扱いにためらってしまいますが、20年経過したフッ素塗料は色々な場面で使われていて十分な実績があるので安心です。
但し、フッ素にも他メーカーでも多く商品化されているのでフッ素と言っても幅広く差があります、これは他の樹脂でも同じです。今回のケースはAGCコーテックさんの実績や商品になっていてフッ素の中でも非常に耐久性の高い物です。
ルミフロン自体は1982年に開発されたフッ素樹脂ですが、塗料として販売されたボンフロンは1983年に商品化されていますので実績という面では十分です。
塗料は常に進化してさらにラジカル制御型フッ素樹脂塗料など日々進化するのでこういった勉強会は非常に塗装業者としてもありがたい事です。
他にも完全艶消しや遮熱、水性、クリヤーなどのフッ素樹脂塗料の説明もありメーカーさんの技術はすごいなと思いました。
フッ素は危険?PFASとは?人体に影響?
PFASは、石油化学製品であり、不定期なフッ素-炭素結合を持つ化合物の総称です。これらの化合物は多くの工業製品や消費者製品に広く使用されており、非粘着性や耐久性などの特性を持っています。
一部のPFASは環境中に放出されると長期間分解せず生物蓄積するため、環境および健康への懸念があります。
PFASは非常に多くの種類があり心配される方もいるかもしれませんが約12000種類ものPFASがあり、その中でも3種類のみが悪影響があると言われていますが今回AGCコーテックさんの使用しているフッ素樹脂は現時点で科学的にも危険性が指摘されていません。
最近の塗料は20年、30年と耐久性を売りにしている事も多いです、建物の条件や構造、下地材にもよるのでそれらに合わせた塗料選びは重要です。
塗装する際は業者とよく相談してみる事が大事です。
今回も勉強会の後に懇親会を行い、塗料の話だけでなく。
お互い理解しあえる話などして、改めて塗料メーカーとは同等のお付き合いをさせていただければ、お客様により良い塗装工事ができると思いました。
AGCコーテック(株)さん ありがとうございました。