塗装工事の現地調査は、建物や構造物の外部表面に行われる塗装作業に先立って行われる重要な事前調査です。
塗装工事の範囲や必要な作業内容を正確に診断し、計画を立てるために行われます。
◎塗装する範囲や状態を確認します。
これには足場を組むことなども含まれます。屋根はハシゴで確認して実際に見て触ってみないと確認は難しいです、もし屋根を足場かけてから追加見積りでとなると塗装ですまない場合カバー工法となり塗装工事よりも金額がかかってしまい急な費用が必要になってしまいます。当社では後々追加となる事はほぼありません。
お客様との相談で美観で塗装するかどうかなどは見積り時に説明をさせていただいています。
◎どの種類の塗料を使用するか
塗装の仕様を検討します。耐久性、色、艶などの要素を考慮して適切な塗料を選定します。色は濃い色になると塗料の金額が変わる事もあります、木部や鉄部など外壁との次の塗り替えタイミングも合わせておきたいので外壁だけ高価なものを使用するのはあまりお勧めはしません。
◎不良箇所の確認
塗装工事は塗装前に下地処理が必要です。これには洗浄やケレン、クラック処理がどの程度必要かを調べています。
きちんと正確な下地処理の程度を調べておく事で手抜き工事にならないようにする事ができます。
◎既存の塗膜の劣化調査
塗装されている場合、現在の塗膜の状態を評価します。剥がれやひび割れ、変色やチョーキングなどがあるか確認します。
◎劣化状態で塗装だけでは対応できない部分もあります。
破損してしまっている部分や劣化が酷い場合には他の工事にも関わってきますので塗装工事する場合には直してからの塗装や他の施工方法で行う必要があり塗装工事よりも金額がかかってくる事もあるので現地調査はよくみておく必要があります。
◎足場の設置方法
足場を組む際に作業者が置ける状態にする必要があります、場合によっては道路使用許可やガードマンが必要になります。
また足場を組む際に近隣の敷地に立てなけてばできないことや、駐車場を借りなければ足場が架けれないなどもあるので準備もあるのでみておく必要があります。
実際に契約とならなくても見積りを作成します。
下塗り、中塗り、上塗りなど、塗装の工程を正確に計画します。
実際に使用する塗料を明記したり調査内容にあった物を作成する事で打ち合わせ資料として使用したりお客様の方で不明点などの質問にも答える事ができます。
あまり関わることのない塗装工事ですので調査見積資料をもとにネットで調べたりする事もお客様は自由にできます。
見積りでは必要な資材や人材、工程の所要時間などを考慮します。
塗装工事の現地調査は、塗装作業を進めるために欠かせないステップです。専門業者のアドバイスを受けながら、正確な調査と計画を行うことが重要です。
塗装工事をする際に見積りを依頼されますが、安易に外壁の平米数で塗装工事を契約してしまうと、実際に工事に入る職人は費用の関係で無理な施工となってしまう事もあるので建物に合った塗装工事をする為にも調査する事はとても重要です。