私の資格 職人に資格って必要?

塗装会社とは道具と塗料があればできます。

お客様が塗装業者を選ぶ時に知り合いの方がいればいいのですが、とりあえず見積り依頼をしてもどういった会社なのかはわかりません。

基準となるかは分かりませんが当社の保険、許可、資格はこんな感じで少しでも信用につながればいいと思います。


『保険』


〈労働者災害補償保険〉

工事に関わった方に万が一事故やケガがあった場合の保険に入っています。

労働災害保険は現場で働く方や、その家族を労働災害から保護し経済的な安定を保障する制度で義務でもあります。


〈工事保険〉

工事保険とは、建設業におけるリスクを保険でカバーする保険です。主な目的は、工事現場における損害に対して備え、事業者や関係者の経済的なリスクを軽減することです。

工事で壊してしまったり近隣に塗料が飛散してしまった場合などの修理が発生した場合の保険です。


〈社会保険〉

厚生年金、雇用保険などの社員のための保険です。

厚生年金は労働者の退職後の経済的な安定を支援するための年金です。高齢になって働けなくなった場合に必要です。

雇用保険は失業や離職によって生じる経済的な負担に対して保険給付が行われます。失業者が一定期間の間、給付を受けながら再就職活動を行えるように支援できる制度です。


〈作業車の保険〉

任意保険、自賠責保険、車移動が多いので何かあった時のため用です。

現在等級は全車最高ランクです。


これらの保険はお客様の諸経費に関わってきますが、保険は何か大きな問題があった場合に必要で安心して働けるようにする為には必要です。


『建設業の許可』

建設業の許可があります、この許可をとるためには会社の存在や実績、資格やその他多くの書類を提出して審査が通らないと許可がおりません。

書類を用意し許可申請が提出されると、関連する行政機関などによって審査が行われ。審査では業務の適正性や技術的な能力、資金面などが評価されます。審査が合格となれば、建設業の許可が承認されますので塗装業者に限らず建設業であれば申請できます。


〈塗装工事業〉

塗装工事全般の建設業許可ですが、当社では一般住宅や3階建てまでの共同住宅の塗装工事を行なっています。


〈防水工事業〉

主に外壁サイディングのシーリング工事を行っています、塗装工事を行う場合には当社で施工するようにしています、別手配すると天候により予定が長引いてしまう事もあるため自社施工で工程や品質管理に無理がないようにしています。


2級施工管理はあるので塗装工事、防水工事以外も取れますが塗装会社なので、この2つのみとっています。

また、建設業内でも、工事を発注する元請け会社は許可取得していることを工事をしっかり履行できる安心できる会社として、1つの指針にもしている場合が多いです。


『資格』


〈2級 建築施工管理技士(仕上げ)〉

おもに、工程管理・品質管理・安全管理の管理者の資格です。塗装工事は足場組から解体まで無理な施工にならないように工程を組み、品質低下にならないように注意をし、安全に完了させなければいけません。

そう思い国家資格であるこの資格を取りました。独学だったので仕事終わってから本を読んでいましたね。


〈1級 塗装技能士〉

塗装工事をする際に、1級であるという事は、ある程度の経験や技術の証明にもなります、資格がなくても腕のいい職人はたくさんいますが実際やってみるまでわからない部分があるのでお客様目線であった方がいいので受けることにしました。

1級は厚生労働大臣認定です。2級は都知事ですね。


〈危険物取扱者乙4〉

シンナーを扱うので管理方法や、その他にも危険性があるものを使用するので知識が欲しかったので受験しました。昔は今みたいにネットでなんでも調べなかったので本で勉強です。


〈有機溶剤取扱責任者〉

塗装職人は多く持っていると思います、有機溶剤というとわからないと思いますが、揮発性のある溶剤を扱う危険性や安全性についてなので職人は自分を守る意味でも会社として受けてもらう事もあります。


〈足場の組立て等作業主任者〉

足場は仮設で一時的なものなだけに事故やケガがないように色々と決まりがあります、足場屋さんが持っているだけの資格でなく、普段足場に登る業者も点検などができるようにし、危険な事を知る事で足場を直してもらったり気をつける点や責任感にもなります。


〈職長・安全衛生責任者〉

現場に入る業者の職人の責任者として予想される事故やケガ、どういった状況で起きてしまうか、もし起きてしまった場合などについて考えるのが職長です、工事現場は危険なイメージがありますが会社責任者や監督以外にも職人自ら考える事で事故が起きないようにしています、職長が職人の作業に1番近くにいるので安全意識を高めるために取りました。


〈石綿作業主任者〉

アスベストとは建材として扱うのに良いものだと多くのものに使用されていました。健康被害がある事で使用禁止となりましたが、もともと施工されている事が多いので扱う安全対策として取りに行きました。


〈建築物石綿含有建材調査者〉

工事金額や規模により事前調査が必要になる事があります。過去の図面やヒアリングを事前に調べ行い、実際に建物のどこに使用されているか確認をし報告できるための資格です。かなり奥深いので規模的な問題から専門業者に採取や調査を行ってもらうケースが増えるか、自らできるかは資格があっても難しいとこです。


〈色彩検定2級〉

お客様に色を説明するのに自分のセンスで決めてしまうことに疑問があったので、色の見え方や相性など、何か勉強できればいいと思い、この資格を取りました。

なるほどと思う事が多くありお客様との会話でも自信を持って言えるようになったのは、この資格の知識も大きいです。


〈第二種電気工事士〉

元々電気の施工管理の仕事をしていたので資格はあります、塗装工事をしていても知識はあるので今でも高圧洗浄機や外部の漏電など何かあれば対応できるので便利な資格です。

第二種は低圧までですが一般工事には十分です。


これらの資格は塗装工事をして必要であるという事とは別に自分自身と会社、お客様の信用になると思い取りましたが、実際には腕のいい職人は資格がなくても多くいます。

塗装会社としてお客様が業者選びの基準になることにもなるので保険、許可、資格はあった方がいいと考えています。