夏場の暑さ対策での遮熱塗料の気温軽減について
あくまでも当社の考えで悩んでいる部分です。
遮熱塗料の効果ってあるの?
助成金目的の遮熱塗料って意味があるの?
遮熱塗料で塗装すると家の温度が軽減され快適に生活ができますという、話をされることがあると思います。
室内温度が20%軽減され夏場のエアコン代の軽減ができ、涼しくすごせるのような話を聞くと遮熱塗料で依頼した方がいいと思いますね。
実際にメーカーは試験を行い塗料の性能は確かです。
遮熱塗料は太陽光の赤外線を反射するので表面温度は下がることは間違いないです、実際に塗装をすると夏場は触ると屋根材が熱いと感じますが、塗装後はぬるいと感じる程度になります。
弊社施工店での考えですが、表面温度が下がると室内温度が下がるかどうかで、いつも悩みどころです。
遮熱塗料を使うことで施工単価が上がりますが、結果としてお客様が喜んでるほど効果がでているかどうかを考えています。
建物を理解すると、このような構造での効果に疑問をもってしまいます。
建物によっては体感するほど効果がでない。
通気工法により、屋根や外壁の裏に空気が流れて熱や湿気を逃がす仕組みができています。つまり、伝わった熱は、通気層を通って外へ排出されやすいのです。
近年の住宅では約7割程度はサイディング外壁となっており、一般的には通気工法になっています、胴縁と呼ばれる木材で通気層が確保されているので空間があるため、元々熱は伝わりずらいです。
断熱されている建物に効果が期待できない。
断熱されている屋根裏や壁内は熱を防いでいるので遮熱塗料で熱を反射して表面温度をさげてもあまり体感するほどや、費用に見合った効果がでない。
気密工法などで断熱効果をしっかりと確保しているため、外壁表面の温度を下げることはある程度でしか期待できないなどが考えられます。
外壁よりも窓からの熱の出入り口である窓を対策しなければ、あまり変わらない。
そもそも窓からの熱流入率が約70パーセントであることから、優先的には窓の対策の方を優先したほうがいいのではと考えてしまいます。(塗装会社施工店が、こういった事を言っていいのかどうかは分かりませんけど、正直にそう思っています)
ガラスは熱を通しやすく、直射日光を受けると日射熱が室内に直接入りますし、面積は少なくても、熱抵抗が圧倒的に低いため大きな影響があります。
そもそも色によって白く(薄い色に)することでも、熱はある程度軽減されます。
黒い屋根よりも白い方が熱の吸収や反射は遮熱塗料ほどの性能はなくても効果がでますが、屋根を白くすると建物は見た目で違和感を感じることもあります。
遮熱塗料で効果のある建物もあると考えています。
○金属屋根の建物である工場、倉庫など天井がなく屋根金属下面が見えているような建物は直射日光で屋根がすぐ高温になるため、遮熱塗料による屋根表面温度の低下が直接的に効くことでエアコン代の節減や、作業効率もよくなると考えています。
○断熱材が不十分な比較的、古い住宅 壁や屋根から熱が室内に伝わりやすいため、遮熱塗料で外部からの熱侵入を減らす効果が期待できます。
使用する建物や塗装ヶ所で最大限の効果が発揮される塗料であります。
近年遮熱塗料で行う事で助成金や補助金が利用できて安くできると思っている方もいると思いますが、遮熱塗料を使用することで工事費が上がってしまうので、結局は通常塗料で長持ちさせた方がいいなども考えられます。
当社では遮熱と通常塗料など見積りを分けて提出することもよくあります。
遮熱塗料で助成金を受け取った場合でも、通常塗料のランクを上げた方が安くできたりする建物も見積りをすると分かります。
上記のような問題から
塗装工事は建物に合った塗料を提案することが理想だと弊社では考えています。
その為の現地調査が重要ですので、見積時の調査には時間をかけています、建物にどのような塗料が最適かを選ぶことができるのも施工店の強みであるので、塗料選びの理由やお客様説明はとても大事です。

