塗装工事を行う際、近くに電線がある場合には注意をする必要があります、建物に引き込まれる電線には低圧電線・高圧電線・通信線(電話・光ケーブル・テレビ)など普段生活に影響がでないように工事を行わなければなりません。特に危険な高圧電線などの感電事故などは作業員の安全を守るために不可欠です。
そこで命に係わる、高圧電線の対策や、事故例、対策などを書いておきます。
足場の設置において電線防護が必要なのは、作業中の安全性を確保し電気関連の感電事故や電線の損傷を防ぐためです。
足場が電線の近くに設置される場合、作業員が電線に接触すると感電するリスクがあります。特に、高圧電線がある場合には、直接触れなくても近づくだけで感電の危険性があるため適切な保護が必要です。
足場の設置や解体作業中に、誤って電線に資材をぶつけることで感電や電線が損傷する可能性があります。複数共有されている電線が切断されたり破損すると大規模な停電の原因になる恐れがあります。
高圧電線は非常に高い電圧で流れており、触れると深刻な感電事故が発生してしまいます。
足場を組む際に電力会社へ連絡することは作業の安全を確保する上で非常に重要です。特に高圧架空電線の近くで作業を行う場合には電力会社との連携が必要です。
塗装工事を行う際にも、電線などの知識が必要になることがあります、電気・電話・光ケーブルなど電柱に配線されている架空電線が高さや距離がどの程度離れているかなどを理解したうえで塗装工事以外でも費用負担となることを見積もりに含まなければなりません。
『塗装工事と電力会社の連携が鍵』
電力会社へ連絡をし、状況や現地での立ち合い確認を依頼する。
(工事範囲や足場の設置と電線との距離などを説明や確認をする必要があります)
現地確認をしてもらい、見積りを提出してもらう。
(見積り以外にも着工にかかるまでの時間などを教えてもらう)
費用は建物によってさまざまです、基本料金・防護管リース・工賃などがかかります。
(防護管のリース方法などを聞いておくことが大事です)
(事前に塗装会社側で決められた防護管を借りに行くこともあります)
工事期間前後余裕を持って工程打ち合わせを行う必要があります。
(天候により工事が延びてしまうことがあるため、リース期間など確認をしておきます)
準備には塗装会社と電力会社のタイミングが合わないといけないため、時間がかかることもあります。
過去には、高圧電線が敷地内にあったため移設が必要になり、敷地外への電線の移設に3か月ほどかかり、その後工事の日程調整をしたため工事依頼から約半年弱ほどかかったこともあります。
『工事での事故例』
≪例≫建設現場で足場を組んでいる最中、鉄パイプが近くの高圧架空電線に接触し、作業員が感電した事故。接触した作業員は重度の火傷を負い、付近にいた作業員も誘導電流の影響を受けた。
≪例≫足場上での作業中、作業員が工具(長い金属製の棒)を誤って電線に近づけ、アーク放電(直接電線に触れていなくても感電)が発生。感電した作業員が火傷を負った。
≪例≫足場を設置した後、強風で足場の一部が揺れて高圧電線に接触。通電した足場全体が感電の危険を帯び、作業員が触れた際に事故が発生。
≪例≫足場を解体時に足場の金属が電線に近づけすぎたことから住宅に火災が発生してしまい、住宅と近隣住宅が一部火災となり消防により消火作業が必要になり、火災及び水でしばらく住むことができなくなった事故。
『感電事故ならないようにするには』
〇法規で定められた離隔距離を守る、高圧電線では2メートル以上必要となります。
〇電力会社と連携を取り、防護管処置などを行う。
〇作業員が高圧電線への接近リスクを十分に理解させておく必要があります。
私個人は電気関係の仕事をしていたこともあり電気の危険性や安全対策の知識はあります、職人のなかには危険だとは気が付かず熱心に仕事をしていることもあります。
事前に見積り調査を行う際には費用を含み、危険性がないように対策をし、作業員には十分に注意をすることで事故は防げるとおもいます。
ビルやマンション以外でも、木造住宅3階建てなどは高圧電線との距離が近いこともあります、その場合塗装工事以外にも費用負担となることは事前にお客様に相談をすることで、安全でよい塗装工事になりますので、ご理解のほど宜しくお願い致します。
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