鉄部の錆落としなどの下地調整は大事です!!
東京都府中市地元のアパート鉄部の塗装工事をしました。
錆の発生が酷く施工方法を事前に説明をしてご契約いただき工事となりました。
まず錆を落とす以前に、落とした錆をどう回収するかも問題で、足場を組む前に床面全面にシートを敷き、落ちた錆を集めて処分するようにする必要があったためシートにてしっかり養生後に足場を組みました、足場は当社で自分で組む事にしました一足足場の単管足場です。
ここから錆落とし作業です、錆落とし作業をケレン作業と塗装工事では言っています。手工具や電動工具など使用しての作業になる為、騒音になるのでご近所の告知や土日祭日には作業ができません。
『手作業』
ペーパーやケレン工具を使用しての作業です。
手作業でのケレンは錆の発生が根深い場合表面上の錆を落とすので電動工具が入らない場合や、電動工具後の作業に行っています。
『機械工具』
オービタルサンダー使用してのペーパーかけです、上下の振動を利用して荒目のペーパーでのケレンです。熱の発生がないので剥がれない部分の旧塗膜に無理がかからず錆を落とす事ができます。
ジェットタガネでのケレンです、電動工具ではなくコンプレッサーを使用しています、高速で叩くようなケレンです、角など形状に合うようになっているので角などのケレンが十分に行えます。
ディスクサンダーによる床面チェッカープレートのサンダーかけ後の画像です、段差がありペーパーでは十分にケレンできないのでワイヤータイプのもので錆を落としています。回転速度を調整しながら丁寧に錆を落としています。
ケレン作業をしっかりする事で鉄部の塗装の耐久性は変わってきます。
どんなに仕上がりが綺麗でも下地処理が大事なんです。
錆止め塗装は十分なケレンを行う事で性能が発揮されますが、錆は根深く進行してしている事もあるので今回のように錆の多い鉄部はその前の工程をしていく事でより安心です。メーカーにより色々な種類のものがありますが、腐食性成分や水分などを防ぐ効果のある塗料です。
塗装すると濡れ色になります。
錆転換よりも効果が期待できるので今回は錆止め前に錆の発生している部分に塗装しています。
ここまでの作業を行った後にケレンで出た鉄錆やケレンごみを回収して掃除し、高圧洗浄にて壁などについたホコリや床を洗い次の工程に移ります。
この後の作業は通常の塗装作業で錆止めや上塗りを行って塗装工事は完了となりました。
最後に床周りは人工芝がひかれていたので、業務用掃除機にて清掃してからお客様に最終確認をして頂き、今回工事をして良かったと喜んで頂けました。