塗装工事を自分でやった方が安くできるというよりも、自分の家は自分で塗りたいと思うこともあると思います。
私もできれば賛成したいところです。
DIYで家の塗装 お勧めできない理由
◎塗装工事は塗るだけでなく下地が大事なので知識がないと難しい。
高圧洗浄、ケレン、クラック処理どれをどうしたらいいかや、道具を揃えるのも大変。
◎塗料の選定などで混乱してしまう。
下地に合わせた下塗りや塗装する部分によって塗料が違うといったところや、色の好みがホームセンターだと販売していないこともある。
◎作業には日数がかかってしまう。
塗装工事は2回、3回と塗り重ねて作業するのと、天候にも気を使うので思っているよりも日数はかかります。
◎高所作業なので危険性が高い ハシゴ作業はプロでも難しい
ハシゴ作業だと一回に塗装する面積が限られるので、常に移動しながらでの高所作業は危険です。
※足場だけでも組んでもらった方が作業性も安全性も格段に違います。
もちろんDIYで家の塗装は可能
『自分でできるメリット』
低価格で外壁塗装ができる、プロに依頼するよりも費用を抑えることができます。
自分のタイミングで納得できるまで塗装ができる。
『もし、自分で行うならば』
◎事前準備は入念に調べてください。
使用する工具や塗料、工程や施行方法は前もって調べておいてください。
◎高所作業は自己責任ですので無理はしないでください。
◎ご近所トラブルにならないように注意してください。
◎工程管理を行い乾燥工程や塗料の扱いはメーカーの仕様に合わせてください。
◎危険物を扱う場合、危険物取扱者や有機溶剤の資格が必要になるので資格の必要のない水性塗料での塗装でいいと思います。
◎塗装に向いてない部分や雨仕舞いはよく考えて塗装してください。
剥がれの原因や雨漏りにならないよう注意してください。
家の塗装は自分でできるとこは自分でやるという選択も
この部分は自分でもできるので塗装の見積りから外して欲しいというのも良いと思います。
実際にそういう希望があるお客様もいます。
玄関ドアや門扉、ウッドデッキなど
要望があれば業者は対応しますので相談してみてください。
危険な作業であったり、ここはプロに任せたいなどそういった考え方での工事依頼でも対応してくれる業者も多いです、せっかくなので自分でやるのでやり方を聞くのもいいかもしれませんね!
塗装工事に必要なもの
ハケ、ローラー、ローラーハンドル
ハケやローラーは油性用と水性用があります、塗装する場所や作業によってサイズや毛の長さも違います。
ローラーハンドルはローラーを取り付ける工具です、ローラーに合ったサイズの物が必要になります。
安全具、保護具
作業が安全にできるよう高所ではヘルメット、安全帯やフルハーネスが必要になります。
塗装工事は汚れるので作業着、手袋、保護めがね、マスクなどが必要で安全靴もあるといいです。
塗料
塗装する下地材によって塗料が変わるので部位にあった下塗り塗料と上塗り塗料を調べて準備してください。
必要な本数は塗装する外壁材や塗料にもよりますが事前に調べての準備が必要です。
養生
塗装しない部分をビニールやテープを使用して汚さないようにするためのものです、マスカーやガムテープやマスキングテープその他床養生できるものなどです。
ホースやブラシ
塗装出来る状態にするために業者では高圧洗浄機を使いますが、ない場合にはホコリやコケ・カビなどを落とすのに水で洗い流してブラシでこすっるのに必要です。
容器、カートリッジ
塗装を持ち運ぶ入れ物です、取り替えができるカートリッジがあると容器自体は多くはいりません。
容器の大きさはローラーは使用できる幅程度あればいいです。
工具
ヘラ、皮スキ、カッター、はさみ、ペーパーなど必要に応じて多くあります。
◎ヘラは下地補修時や細かい部分のテープの押さえなどで使用します。
◎皮スキはサビなどのケレンや脆弱部の撤去などで使用します。
◎カッターやハサミは養生を切るために必要です。
◎ペーパーは番手が多くありますが塗装出来るためにサビを落としたり、平滑な面になるよう補修材廻りに使用したり、目荒しなどに必要になります。
補修剤
クラックや穴埋めなどに使用する補修材です。
モルタルやパテなども必要であれば用意する必要があります。
攪拌機
必須ではありませんが、塗料によっては必要になります。
その他にも塗装工事には色々なものが必要になりますが、その建物や下地などの状態にもよるので作業を進める中で必要なものは用意する事になります。
※安全にはくれぐれも注意して下さい、後でプロに任せておけばとならないよう事前準備が鍵です。